平成17年4月十三会例会
● 演 題 内 容
日時 4月13日(水曜日) PM7:00(PM7:30講演開始))
演題 少子高齢化と社会福祉法人をめぐる現状
講師 社会福祉法人常盤会 明星学園 
  常務理事・施設長  久木元 司 氏
●講演内容
福祉とは難しいイメージで捉えられがち。学生に聞くと福祉=老人福祉のイメージ有り。
老人福祉は歴史が浅い。それに比べ児童福祉は長い歴史がある。
介護保険制度導入時には短期間でどう乗り越えるか、身障者も介護保険でカバーするのか等、問題があった。

スエーデンの事例。
消費税35%、所得税も非常に高く、ほとんど貯金が出来ないが、その必要もない。生活が非常に質素である。(でもヨットの保有率は世界一)

アメリカには自己責任の国である。公的な医療保険制度はない。医療保険は民間で行っている。
ドラマERでの一場面では、医師が保険会社に電話して、患者がどのような種類の保険に加入しているか問い合わせて、治療のレベルを判断するシーンがあった。

日本の公的保険は珍しい。憲法で健康で文化的な生活が保証されている。
介護保険制度導入を機に、介護分野に民間が参入し始めた。
建設業などの他業種からの参入組も多い。交通会社が営業に来る。(送迎の運転手を派遣させる。運転所には資格を取らせる。)

少子化と高齢化はリンクしている。ジェネレーションギャップをどう埋めるかが課題。
介護者のほとんどが、嫁(義理の娘)、妻、娘など女性に負担が掛かっている。
それも高齢の方が高齢の方の介護をしている。(老々介護)

鹿児島の現状。鹿児島の高齢化率は全国5位。1位は島根県。
市町村別では大浦町が全国7位。一番低市町村は千葉県浦安市(ディズニーランドがある)


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