平成15年5月十三会例会

役員・グループ 氏    名 出欠 グループ 氏    名 出欠
役  員 奥 博志 出席 Cグループ ※川田代 泰孝 出席
中間 利秋 出席 井上 剛 欠席
松田 武泰 出席 深川 純一 欠席
黒木 祥輝 出席 加治 亮一 欠席
長田 拓哉 出席 Dグループ ※白坂 哲也 出席
小倉 米満 出席 安藤 博文 欠席
Aグループ ※植村 秀一 出席 村岡 澄隆 欠席
丸尾 直樹 出席 Eグループ ※米倉 勉 出席
有村 寛之 出席 長島 昭典 出席
Bグループ ※新納 重照 出席 豊永 伸一 欠席
日高 剛 欠席 西国原 博夫 欠席
早川 美穂 欠席 グループ長
オブザーバ: 衆議院議員 小里貞利事務所 秘書 西 洋介
日本道路交通情報センター 外山 みどり

演題: 「今なぜ人材育成か」
  〜国家プロジェクト『キャリア形成』の周辺
講師: 株式会社 ユニアンアーツ  代表取締役 瀬戸口 和人 氏
鹿児島県職業能力人材育成センターコンサルタント
鹿児島県中小企業支援センター技術エキスパート

●━━━ 演 題 内 容 ━━━●

今回は、株式会社 ユニオンアーツ代表取締役 瀬戸口 和人氏に「今なぜ人材育成か」という題で、講演をしていただきました。場所はいつものKCホールではなく、瀬戸口氏の経営する「ギャラリーレストラン 福助」の2階の部屋で開催されました。以下レジュメをもとに要約してみます。

1.政治・経済・社会等において、25年前にガルブレイス教授の唱えた「不確実性の時代」を最近実感しているとのことで、その理由を詳しく話された後に、
◎政治に関しては、大きな理念とグローバルシビリアンコントロールの戦略を持つことが重要では。
◎経済に関しては、危機管理をどこまでやれるか。人材を人財にして「城」の大改修を!
◎社会に関しては、暮らしのハザードマップ(災害予測地図)を綿密に!と提案されています。

2.人材育成。「人をもって国を再興する」その事情について、
@少子高齢化(慢性的労働力不足と弱体化)
A社会・経済システムの急激な変化(質的変化に対応できない雇用・労働のミスマッチ)
Bながびく不況と国際競争力の低下(先が見えないという自信喪失)などをあげています。
それを受けて、技術立国は人財立国から。人質の高度化のためには、
 (1)教育の見直し (2)ものづくりの原点から見直し (3)雇用の創出 (4)キャリア形成 (5)中小企業の活性化 の5点が必要だとしています。キャリア形成の話では、●エンプロイアビリティ(雇用される能力)●スキル(積み重ねられた能力)●コンピテンシー(スキルを自在に発揮する力)の3点が重要だとのことでした。

3.「これから何に学ぶか」として、空海(情報と癒しの平安時代のマルチ人間)・武蔵(些細なことに手を抜かず、油断なく、とにかく何でも勝つ)・孫子(攻めと引きを識る)の3人をあげています。
 
4.最後に、究極のものづくり(マイスター)大学をNPOでつくりたいと、壮大な構想と緻密な計画を熱く語られて講演が終わりました。その後、そのまま懇親会に入り、福助の美味しい料理に舌鼓をうちました。


                            
 以上

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