平成15年4月十三会例会

役員・グループ 氏    名 出欠 グループ 氏    名 出欠
役  員 奥 博志 出席 Cグループ ※川田代 泰孝 欠席
中間 利秋 出席 井上 剛 出席
松田 武泰 出席 深川 純一 出席
黒木 祥輝 出席 加治 亮一 出席
長田 拓哉 出席 Dグループ ※白坂 哲也 出席
小倉 米満 出席 安藤 博文 出席
Aグループ ※植村 秀一 出席 村岡 澄隆 欠席
丸尾 直樹 欠席 Eグループ ※米倉 勉 出席
有村 寛之 出席 長島 昭典 欠席
Bグループ ※新納 重照 出席 豊永 伸一 欠席
日高 剛 欠席 西国原 博夫 欠席
早川 美穂 欠席 グループ長

演題: 「地方分権体と鹿児島市」
講師: 前鹿児島市議会議員 田中 良一 氏

●━━━ 演 題 内 容 ━━━●

今回の講演は、元市議会議員 田中 良一氏に「地方分権と鹿児島市」という題目で講演をしていただきました。その中から「今、なぜ地方分権なのか」というお話の内容を田中氏のレジュメから抜粋させていただきたいと思います。

@ 中央集権体制では、借金依存体質から脱却できない。
★国と地方で2002年度末で約690兆円にも上る借金。国からの一声で地方も借金、しかも国の歳出予算は未だに政・官・業の利益誘導や既得権益の確保等でその配分が決められるため、予算の下方硬直性が是正されない。
A 金と権力が中央政府に集中しすぎ、国と地方でいびつな税収と分配の構造になっている。
★国家全体の行政の仕事の約60%が地方で行われている(歳出ベース) 国家全体の税収入の約60%が国に治められている(歳入ベース)国は40%の仕事で60%の収入があり、その差額を地方交付税や補助金として地方に分け与えているしくみをとっている。

B 国や地方による行政機構のムダを省き、国民負担の軽減を図る。
C 住民・生活者重視の観点から、中央政府に拘束されない地方独自の自主的施策への要望の高まり
★福祉や文化、環境など住民の生活レベルのきめ細かな要求が増加し、国からの一元的な政策では対応できなくなった。
D 『市』が力をつけてきた
★まだ不十分ではあるが「政令都市」「中核市」「特例市」など力をつけてきている。地方に大卒の優秀な人材が殺到しており、高いレベルの行政マンが育ちつつある。

また、市町村合併についても、地方分権の受け皿として行政能力の向上が図られるなど、メリットがあり、地方分権の真の担い手は都道府県ではなく、「市」であるとのことでした。
お話を聞いて2月例会の講演とも絡み、本当に私たちの身近に市町村合併、地方分権に関する動きや、意見等が活発にあるのだと痛感しました。
                            
 以上

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