平成14年04月十三会例会

出席者 奥 博志
中間 利秋
新納 重照
植村 秀一
丸尾 直樹
安藤 博文
川田代 泰孝
加治 亮一
豊永 伸一
井上 剛
長島 昭典
白坂 哲也
長田 拓哉
黒木 祥輝
以上14名
(順不同)
オブザーバ 有限会社ノエル 代表取締役 廣口 利幸
潟Rルテーヌ 代表取締役 黒木 京子   社員 竹山 康一郎

演題: 「起業家精神とベンチャー企業」
URL : www.ksl-net.com
講師: 株式会社 鹿児島超音波総合研究所
          代表取締役 坂元 明憲 氏
      
鹿児島市武1−5−28 琥珀ビル2F
    
TEL:099−263−7333 FAX:099−263−7331
        e-mail :  ksl-sakamoto@po13.synapse.ne.jp

●演 題 内 容━━━━━━━●

今回は、非常に微弱な電気や音波の力などから、大きな効果を引き出す様々な商品を開発している且ュ児島超音波総合研究所 代表取締役社長の坂元明憲氏に「企業家精神とベンチャー企業」という題目で講演をしていただきました。氏は、学生時代からビートルズなど、音楽に熱中し、ヤマハポプコン九州地区グランプリを受賞したそうです。青春時代は音楽にはまり、作曲家になりたいと東京の大学を出てからも音楽を続けていましたが、26歳の時に鹿児島に帰り、化粧品販売の会社を継いだとのことでした。音楽の世界しか知らなくて、化粧品のことなどほとんど知らなかったそうで最初は何をしていいのか分からず、街を歩いて勉強もしたとのことです。会社で最初にしたことは、毎朝ラジオ体操をすることから始め、大きな声を出す練習など「いいと思うものはすべてやる」ということが、氏の経営者としてのスタートだったということでした。音楽活動の経験から、音楽にせよ絵にせよ、芸術はどんなに偉大な人でも最初はコピーから入る、必死に真似して練習して自分なりのやり方や色が出せるようになる、経営者もこれと同じではないかと考え、経営の先輩達の残したものは「いいと思うものはすべてやる」の意気で取り入れて行ったとのことです。
また鹿児島青年会議所の理事長なども務められたのですが、何でも言われたら受ける、受けたら全力で取り組み、縁があれば全てのポストを取る位の信条でやってきたとのことです。1994年に且ュ児島超音波総合研究所を設立しPM商品(歯ブラシや石鹸、スポンジ等)や、超音波美顔機等のヒット商品も開発しています。ここでは、今まで分からなかった、ものを作るメーカーとしての大変さも骨身にしみたとのことでした。「中小企業は全てベンチャー企業です、経営者は半分鬼もう半分が仏の意気で、立ち止まらずに大企業の隙間をねらって誰もしないことをしていく、それが中小企業の企業家精神と言うことです、ベンチャー企業とは勇気のある企業のことです。闘う姿勢、生き残ると言う強い決意これが企業家精神ではないかなと思う」という言葉がとても印象に残りました。時間があっという間に過ぎ、何か大きな力と勇気を分けていただいたような講演でした。


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