平成28年7月十三会例会

●例 会 内 容

  日 時:平成28年7月13日(水)19:30〜21:00    会場:コルテーヌ7F


●講 演

薩摩の原動力となった郷中教育と西郷隆盛秘話

●講 師
西郷 隆夫 氏 (K10CAFEオーナー)
【プロフィール】
隆夫氏は西郷隆盛の曾孫(嫡男西郷寅太郎の孫)。1964年神戸生まれ。百
貨店勤務を経て郷里鹿児島で食品事業に携わり、後に(株)開墾舎を設
立。幕末の偉人である曽祖父・西郷隆盛の「敬天愛人」 の志を受け継ぎ、
西郷銅像にほど近い二の丸ビルに「西郷隆盛銅像展望ホール K10カフェ」
をオープン。その傍らで、西郷隆盛にまつわる歴史を語る活動にも力を
入れている。


講 演 内 容

●西郷隆盛秘話、郷中教育
@鹿児島の加治屋町から多くの明治の偉人が輩出されたのは、西郷隆盛
らの郷中教育の影響が大きいという印象を受けた。
A西郷隆盛が「さん」づけで呼ばれるのは他の歴史上の人物に比較して
「他人に対する気配り」、「失敗した相手に対して追い込むばかりではな
く、逃げ道を作った叱り方がうまかった」という点を挙げられた。
 B郷中教育では、会員が参画し、とことん議論(詮議)することで問題
解決していたとのことで、今でいうケーススタディし、危機管理をし
ていたとの講演内容であった。
●所感
 十三会の会員は、ほとんどの方が部下をもつ経営者等の方が多い、部下
に対する叱り方、教育の仕方など西郷さんから学べることが大いにある
と感じた。
また、郷中教育でいう参画し、詮議し、ケーススタディすることで組織
をまとめ、全員で決定した内容に進んでいく企業運営も大いに役立つの
ではないかと感じた。