平成26年10月十三会例会

●例 会 内 容

 2014年10月14日(月)19:30〜21:00 会場:鹿児島県歯科医師会館


●講 演

『中小企業経営に活かす整理術』

●講 師
前田真理(まえだ・まり)氏  暮らし学舎主宰

鹿児島市出身。鶴丸高校、福岡大学卒。大阪読売新聞系編集部に6年間勤務後帰鹿。LEAP編集部でサブデスクを勤めた後、出産のため退職。出産後、フリーランスライターへ。取材・編集・実生活の経験から、暮らしをテーマのライフワークを求めて、家事セ
ラピスト・整理収納アドバイザーの資格を取得。地域で暮らしを考える活動を行なうために「暮らし学舎」を立ち上げ。講座や記事等で発信中。


講 演 内 容
 整理できずに困っていることは何ですか? 今回の例会は3つのグループに分かれ、このテーマを考えることからスタートしました。
 書類、雑誌、衣類、パソコンのデータ、人間関係…改めて振り返ってみると、我々の暮らしや仕事の中には整理できずにもてあましていることが多々あることに気付かされます。
前田先生によれば「整理」とは「分類」して「しまう」「収納」することです。仕事における整理とは、モノを使いやすくし、パフォーマンスを向上させることが最大の目的です。
モノの整理ができずに探し物をしてしまうと、時間、コスト、心理的な不快感など、様々なロスが生じてしまいます。経営者の仕事は「いつでも、誰でも、必要なときに取り出せる」仕組みづくりといっても過言ではありません。
例えば机や文書の整理にルールを設けてみてはどうでしょう。「1日に10分は整理の時間に当てる」「机の上、中をゾーンで分け、空きスペースを作る」「机を整え、明日の仕事をリストアップしてから退社する」など社員全員でイメージを共有し、ルールを作ります。
「モノ」と同様に「思考」も整理が大切です。漠然と頭の中で考えていることを、まずは口に出してしゃべってみましょう。文字にして書き出すとそれがよりはっきりしてきます。マインドマップや、マトリクス思考法などを活用すると良いでしょう。頭の中を整理することができれば、「伝える力」が向上し、コミュニケーション能力が格段に向上します。
モノを購入し、使い、必要なものと不要なものを分類し、不要なモノは捨て、必要なモノは再び購入する。生活でも、仕事でも、整理がしっかりできるということはこのサイクルの環をスムーズに流すことです。「整理力」を活かして、スムーズで解放系なビジネスの環を皆さんも作っていきましょう。