平成26年2月十三会例会

●例 会 内 容

  日 時:2014年2月13日(木曜日)PM7:30


●講 演

『社長も知っておきたい「外見」の影響力(営業力)』

●講 師
原口裕未(はらぐち・ひろみ)氏
氣粧院主宰、メイクセラピスト(化粧療法士)
http://keshow-inn.com/

流行やおしゃれを目的とした日々うつろう化粧よりも、心に働きかける「氣粧(けしょう)」、セラピーメイク(気持ちの安定や高揚のための化粧療法)やメディカルメイクで、性別や世代を問わず、幅広い方々に施術とメンタルケアをおこなっている。


講 演 内 容
「化粧」は一般的に女性がするもので、一見男性には無縁の世界のように思われます。しかし、「メラビアンの法則(人が相手を受け入れるまでの4つの壁)」によれば、私たちが初対面の人に対してどのような印象を抱くかの55%は服装、髪型、表情などの「外見」、38%が立ち姿、身振り、手振りなどの「態度」、言葉遣い、抑揚、速度などの「話し方」で決まるとされており、実に約93%が「見た目の印象」で決まってしまうとされています。

原口さんの講演は、会う人、時、場所などにふさわしい外見の感性を磨くことで、影響力=営業力を上げていこうというものでした。
 文字一つをとっても、線が細いか、太いか、直線的か、丸っこいか…見た目の印象だけで伝わり方が違ってきます。一般的には太くて直線的だと「安定感」や「頼もしさ」のイメージがあり、細く丸っこい字だと「カジュアル」で「親しみやすい」印象を与えるとされています。これに「色」や「質感」まで加わってくると、表現方法は無数に考えられるようになります。

 「営業ツール」として考えられるものは様々ありますが、何よりそれらを使いこなす「人」が最強の営業ツールです。お客さんに会うとき、求められているのは親近感なのか、頼もしさなのか、知性なのか…旅行に出かけるとき、行く場所にふさわしい服装や準備をするように、出かける前にこれから会う人に思いをめぐらし、その場が求めているものに合う身だしなみにすることで、相手が抱く印象は大いに変わってきます。

 文字の場合と同じく、直線的な装いは相手に「力強さ」「頼もしさ」「安定感」を、曲線は「優しさ」「柔らかさ」「穏やかさ」の印象を与えることになります。「身だしなみ」はこちらが相手に「提供したいもの、こと」を瞬時に伝えるツールです。これを「会社の全員ができていて、初めて良い印象、良い評価になる」と原口さんは力説していました。

 例会にはオブザーバーも含めて多数の参加がありました。講演の後では会員にモデルになっていただき、ちょっとしたメイクのコツも指導していただきました。また懇親会にも参加していただき、大いに盛り上がり、充実した例会となりました。