平成25年6月十三会例会

●例 会 内 容

日時

2013年6月16日(木曜日)PM7:30

講演

「これからの日本これからの鹿児島」

講師:日本維新の会 参議院鹿児島県選挙区第一支部
        いわしげ 仁子(さとこ)氏

        公式サイトTwitterFACEBOOK

講師近影
●内容
日本維新の会 参議院公認候補予定者 いわしげ 仁子 氏
をお迎えしてお話しいただきました。

以下内容にてご講演いただきました。

政治を志した理由
  • 小学生の時イラク戦争の報道を見て、戦争は過去の事ではなく
    今起きている問題だと知った。
  • 紛争を解決するため国連で働きたいと考えた。
  • 国連で働くことを目指し米国の大学に進学
  • でも学んでみると国連は紛争解決の役には立っていない事を知る。
  • 発展途上国の現実を自分の目で見てみたい。
  • ちょうど青年海外協力隊に技術・資格がなくても応募可能な
    “青少年活動」という職種が新設され応募
  • モロッコに派遣され、山間部の村落で女性や子供達を支援する
    活動に従事
  • その後青年海外協力隊制度の運営機関であるJICAに入り職員と
    してモルジブに派遣
  • JICAにて予算(税金)の使われ方に疑問を感じるケースを
    たくさん目にした。
  • 正規料金の航空チケット、現地で使われることのない設備整備等、
    現地にて迷惑にもなり「日本は何を考えているのか?」と問われる
  • 政権交代で行政刷新に期待したが、必要な事業が削られる一方で
    不要な事業が残される等、現場の声が届かない
外国で感じた危機感
  • その後イギリスの大学院に進学すると、色々な国の留学生から
    日本の諸問題について問われた。
  • 借金だらけの財政に超少子高齢化社会等問題が山積みなのに
    毎年のように首相が変わって、日本はどうするつもりなのか?
  • 様々な国での政変や民主化のうねりを直接目にし、日本の政治
    も変えねばとの思いを強くした。
目指していること
  • 政策以前の問題としてしがらみのない国民目線の政治を実現したい。
  • これまでの政治は多くのしがらみから特定団体の声に囚われている
  • 我々はいっさい支援団体はなくしがらみもない。
  • 鹿児島県政でも疑問に感じる政策がまかり通っている。
  • 声を上げきれていない=投票率が低い
  • 海外では投票率が80%を切ると低いと言われるが、
    鹿児島知事選の投票率は40%前後
  • 諸外国では選挙に行かないことは恥ずかしいこととの認識が浸透している。
  • 米国では初対面でも日常的に政治の話しをするし、
    選挙となれば自分の支援候補についてアピールする
  • モルジブではJICA職員として独裁から民主体制への変化に直面
    同一の行政職員でもトップが変わるだけで激変した。
  • エジプトでは政変後様々な問題も生じているが、
    国民は希望をもって政治をみている。
  • 国民参加型の政治を作っていきたい。
3つの実現していきたいこと
  1. 鹿児島の経済活性化と雇用創出

    • 鹿児島県は多様な産物があるのに認識が薄い
      日本一の産物があっても県民に知られていない。
    • 鹿児島の産物の通販ヒット商品もあるが、販売者は県外の事業者
    • 観光資源もたくさんあるし、海外にも近い。
    • 農産物・水産物の輸出で外貨獲得も可能だが、
      個人レベルの取り組みに留まっている。
    • 海外路線維持のために大人数の短期間研修に予算を割くぐらいなら、
      そうしたビジネスの支援ができる体制のための人材育成をすべき
    • 観光客が訪れた際にも情報得やすくしてあげればよい。
    • 使いきってしまう補助金ではなく、次につながる自立させるために予算を使うべき
    • 自立する社会、自立する個人、自立する地方であらねば
      借金大国日本を立て直せない。
    • 雇用創出により若者に自立してもらいたい。
    • 自身や身内を卑下するのではなく、どんどんアピールする発信力を
  2. 超少子高齢化社会への対策

    • シングルマザーとしてイギリス、エジプトを訪れたが、
      いずれの国でも着いたその日から子供を預けることが可能だった。
    • 日本に帰国したら1年以上待たされても預けることが困難な状況
    • 保育施設があっても育児休暇がとりにくい風潮があり、
      女性は働きたくても働けない
    • こした状況は女性が結婚・出産に踏み切れない大きな原因
    • ノルウェーでも同様の問題があったが女性大臣が改革し、
      解消が進められている。
    • 政治が変われば社会も変わることができる。
    • 東京に比べ大阪は活気があると感じた。
      規制排除により変化への希望が見出されたからではないか。
  3. 首相公選制の実現

    • 政治離れは深刻な問題
    • どうせ変わり様がないという意識を変えなければならない。
    • そのためには自分たちのトップを自分で選べるというのは大きい。
    • 首相公選制の実現は意識の変革につながる。
質疑
  • Q:なぜ維新の会?色々問題もあると思うのだが

    A:オカンが分かる政策、嫁が納得する政策という橋本市の言葉に共感
    維新と言えば鹿児島。乗っ取る気持ちで動いている。
    報道されていることは一面でしかない。

  • Q:地方への権限移譲についてどう考えるか?

    A:ひも付き予算が住民にとって必要性を感じない事業につながっている。
    憲法というと9条がクローズアップされるが、90条の会計検査も問題
    現場を知らない会計検査院のチェックが非効率な予算執行の一因

会場風景1会場風景2
会場風景3会場風景4
会場風景5会場風景6