平成21年11月十三会例会

●例 会 内 容

日時

2009年11月13日(金曜日)PM7:30

講演

これからの国政はどう変わるのか

講師:川内 博史 氏  衆議院議員    国土交通委員長

講師近影
●内容
以下内容にてご講演いただきました。
  • 官僚主導行政と歪な規制緩和による富の偏在が問題。
    「国際競争力のある社会保障充実国家」を目指す

  • 政策実現のための財源は無駄な行政コストを探せばたくさんある

  • 予算は消化できていない。
    財務省より使い切れなかった予算額は13〜14兆円との報告が!?

  • 天下りは減っていない。手口が巧妙化して数字上減ったように見せかけているだけ。
    公益法人4500法人に25000人が天下りし、これらの法人には12兆円もの交付金が!?

  • 八ッ場ダムに象徴されるように手段が目的化した「ダムのためのダム」がたくさん。
    治水が目的ならダム以外の安上がりな手段はある。
    細かく見ていくことで無駄なコストをかけていることが見えてくる。

  • 以前国交省Webサイトで公表されていたデータ
      S道路:221億/Kmのコストをかけ0.9分の時間短縮
      N道路:80億/Kmのコストをかけ0.2分の時間短縮

  • 高コストの難易度の高いプロジェクトでは地元業者は仕事に参加できない。
    費用対効果を考えればトンネル貫通の道路より多少迂回しても普通の道路の方がよい。
    高速無料化すればバイパス道路自体不要になる地域もある。

  • 日本の法律・制度は中小企業を支えるようなものになっていない。
    一方で金融機関や大企業は公的資金(税金)をつぎ込んでまで破綻回避が行われる。
    「中小企業元本返済猶予法」は中小企業の運転資金不足による倒産回避のためのもの。
    公的資金注入を受けている銀行に異議を唱える資格はない。

  • 質疑応答
      たくさんの質問があり時間切れ終了となりました。

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